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仕組みのない経営が、私に教えてくれたこと

創業1店舗から6事業29店舗へ。3期連続の赤字と従業員の大量離職を経て、私が「仕組み化」の必要性に気づいた経緯をお話しします。


はじめまして、株式会社バリュー経営の山縣正二郎です。2002年、小さな接骨院1店舗から創業し、現在は6つの事業・29店舗・社員180名規模まで成長させることができました。

ですが、ここまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。今日は、創業当初の私が「仕組み化」というものをどれほど誤解していたか、そしてその誤解がどれほど大きな代償につながったかをお話しします。

「うちにはミーティングなんていらない」と豪語していた頃

創業当初の私には、経営の知識も経験もありませんでした。それでも事業は伸びていったので、私はどこか過信していたのだと思います。「うちにはミーティングなんていらない」「仕組みは人を束縛するだけだ」——そう周りに言い続けていた時期がありました。

現場の勢いと自分の勘だけで、なんとかなる。そう思っていたのです。

3期連続の赤字と、従業員の大量離職

その無知が、後に大きな代償を払うことになります。ある事業で3期連続の赤字を出してしまい、立て直しを決意したものの、明確な戦略を従業員に示すことができませんでした。

結果として、多くの従業員が離れていきました。「自分は経営者に向いていないのではないか」——そんな思いに、何度も苛まれた時期でした。

転機になった、ひとつの気づき

しかし、この危機が転機になりました。「持続的な成長には、確実な仕組みが必要である」——この一つの気づきを得て、私は7年の歳月と5000万円以上の投資をかけて、8名の経営の専門家から学び、実践を重ねました。

その結果として見えてきたのは、年商10億円を超える企業には、必ず共通する仕組みがあるという事実でした。属人的な「勘と経験」の経営から、再現性のある仕組みの経営へ。この転換が、すべての分岐点だったと今は思います。

今、週10時間の経営で180名の組織が動いている

この仕組みを導入した結果、現在は週に実質10時間程度の経営時間で、180名規模の組織を運営できるようになりました。社長である私が現場に張り付かなくても、組織が自走して動いていく——それが「自走する組織」の状態です。

もしあなたが今、かつての私のように「仕組みなんて自分には必要ない」「現場の勢いでなんとかなる」と思っているなら、その自信こそが一番危ういのかもしれません。次回は、私たちが体系化した「自走する五要素」について、具体的にお話しします。

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